藤井研究室の公開勉強会に参加したい方を歓迎します!

研究室見学や公開勉強会についての相談は随時受け付けています.
お気軽に下記までお問い合わせください.

藤井研究室では現在,RLVグループ,ロケットエンジングループ, 惑星飛行機グループ
の3つの公開勉強会を推進しています. 各勉強会はオープンに行っていますので,勉強会
への参加を希望する方や ご質問はお気軽に上記メールアドレスまでお問い合わせ下さい.
    RLVグループ
 
 代表的な宇宙輸送システムであるスペースシャトルが初飛行したのは1981年4月12日のことです.以来,スペースシャトルは20年以上にわたって地上と宇宙を往復しており,近い将来,次の世代の宇宙輸送機システムと交代しなくてはならないのが現状です.これまで日本としても,H-2型を主力機として開発し,宇宙での物質の補給や回収の手段となるHOPEも研究されてきました.また米国同様,日本においても「将来どのような宇宙輸送システムを何年代を目標に持つべきであろうか?」という命題に対して一般社会から受け入れられる明確で魅力ある回答を出さなければいけない時期に来ていると考えられます. 
  RLV (Reusable Launch Vehicle)グループ研究チームでは,現在の宇宙利用を阻害している宇宙輸送の高コストを打開する,日本として研究・開発する際の次世代宇宙輸送機システムの検討を目的として活動しています.具体的にはRLVに関する基礎知識の習得(飛翔体の力学、打ち上げ、空力加熱など),各国の現状把握,飛行形態・使用エンジンなどについての検討,NASAの行った次世代宇宙輸送機システムの検討書(Access to Space Study)から知見を得ることを行っています. 
  研究成果は,研究室内部のセミナーにおいて発表します.オープンなセミナーですので,興味がある人は,いらしてください.
 
    エンジングループ
 
  近代ロケットの歴史は,1942年に初飛行に成功したドイツのV2号ロケットに始まります.日本でも1955年の糸川先生のペンシルロケットにはじまり、現在のH2A、M-Vへと 脈絡と続いてきています.しかし,V2号以後50年以上経過しているにも関わらず,依然としてエンジンの故障・不具合に起因する打ち上げの失敗があり,ロケットの信頼性 向上は、我が国の宇宙開発の発展に急務の課題となっています.そしてそのロケットの性能はエンジンによっておおきく左右されます.
  そこでエンジングループでは,液体ロケットエンジンをターゲットに,システム全体の信頼性に関する調査研究を目標として活動をしています.そして現在の設計手法の問 題点や改善案などを提案できるまでになれればと考えています.具体的な活動内容としては,エンジンに関する基礎勉強(ノズルの理論,エンジンの構成,要素技術など)を 行ったり,LE-7エンジンシステムの設計に関する資料から,実際にどのように仕様が決められるのかを調べたりしています.
 
現在は例題として,推力100トンを仮定したエ ンジンの設計を行っています.
 
 

  惑星飛行機グループ

 
  1975年にバイキング1号が火星に着陸して以来,さまざまな探査機が火星に送り込まれてきました.特に火星表面上を自由に移動できるローバータイプの探査機は,火星の新しい知見を得られる可能性が高いとして,世界中で強い関心を集めています.
 しかし,ローバーの移動速度は1cm/sと非常に遅い速度であり,理学的に興味のある場所まで移動するのが大変困難な状態となっており,広範囲を観測できる飛行タイプの探査機が次世代の探査機として提案されています.
 そこで惑星飛行機グループは,飛行タイプの探査機による惑星探査の実現を目的として活動しています.
想定している探査機の飛行形態は「固定翼飛行」,「回転翼飛行」,「羽ばたき」,「気球」の4つです.
 現在は,火星飛行探査機を飛ばすために必要となる様々な基礎知識の習得を現在行っています.
 

 

 
Editor: Web group
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